『前々走の着差を見るだけで激走大穴馬がわかる!』の真実

では『前々走の着差を見るだけで激走大穴馬がわかる!』をレビューしていきます。

この本は簡単に大穴馬券=万馬券を獲る方法が書かれています。

「馬連」「馬単」から始まり、「3連複」から「3連単」へ
発展させる方法も示されているので、穴党には魅力的かと思います。

それも一定の決められたルールで機械的に軸馬を選出し、
決められたルールで機械的に紐馬を選択するので、誰がやっても同じ買い目になります。

この分かりやすいという部分もセールスポイントですね。

▼馬連、馬単の手順はコチラ▼

1)500万条件からオープンクラスまでが勝負するレースの対象

頭数は〇〇頭以上のレースが対象

2)〇番人気以下から軸を決定

ただし単勝200倍以上の馬は除く

3)前々走の着差0.7秒以内の馬を軸とする

今走が芝のレースだったら、前々走ダートならば除外します。逆のケースも同様

今回参加するレースと同条件、あるいはひとつ下のクラスの勝ち上がりはOK

4)条件に一致した軸馬が2頭までならそのまま2頭を軸に

3~4頭いる場合、前々走を比較して着順の良い方を軸に

5頭以上いるケースでは、その軸馬同士の馬連、ワイドボックスを購入

5)軸馬から流す場合、馬連、馬単で1~9番人気へ総流しする

手順はたったのこれだけです。

このルールに則って購入すればOK!

ですが・・・

実際に上記のルールで軸馬をTARGETのレース検索で調べてみると、
単勝、複勝ともに回収率は80%程度なり、儲かるとは言えない成績でした。

この回収率の低い軸馬を中心に連勝馬券を人気サイドに展開しても、
プラスは見込めないでしょう。

ただし前々走の成績と着差に注目した点は、素晴らしい着眼点だと思います。

この本の中にも書かれていますが、人気は主に前走の着順で作られます。

だから前走の着順で予想をしている人は儲からない。

前々走で予想をする人は少ないので、配当的妙味が生まれます。

また着順ではなく、注目度の低い着差を使うことにより、人気の盲点を狙うことができる。

この2つは穴馬を狙うファクターとして重要ですね。

この本の通りに買っても儲からないが、田中アレンジなら儲かります。

⇒この本の購入を検討する

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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