『2015~2016年 最強のPOG青本』の真実

では『2015~2016年 最強のPOG青本』をレビューしていきます。
自分自身がシルクレーシングの馬に出資しているので、
来年の馬選びの参考になればと購入。
結果から先に言うと、私には少ししか役に立たない内容だった。
というのも、3分の1くらいまでのページが、
各生産牧場の有力馬の馬体写真がカラーで載っている。
全部で430頭くらい。
POG(ペーパーオーナーゲーム)をする人は、
この馬のカタログのようなものを見て、
どの馬を選択するのかを決めるのだろうけど、
私の場合は、シルクレーシングの馬だけなので、このカタログは必要ない。
ま~しかし、最強のPOG青本というタイトルなので、POG参加者のための本。
一口馬主の私に「役に立たない」と言われても、お門違いなのは自覚している。
だからPOGをしている人には役に立つ本だと思う。
一口馬主の私が役に立つと思ったところは、
第5章、136ページからのドラフト対策という内容で、
岡田スタッドの岡田牧雄氏の新種牡馬解説や、
水上学氏のステイゴールド産駒の選び方、
出川塁氏の続。偉大なる100%お母さんの躍進などは、
記事としてかなり面白い。
来年の出資馬選びに役立ちそう。
そして第6章からは東西2歳馬1472頭完全データなるものが載っているが、
このデータだけで、約3分の1ページが割かれている。
つまり文章の部分は3分の1程度しかないのが、個人的には残念。
ドラフト対策のような、どの条件の馬を選べば出世しやすいのか?
という記事をもっと載せてくれると嬉しい。
投稿者プロフィール

- (日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
- かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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