『マイネル軍団の裏を知ればこんなに馬券が獲れる!』の真実

では『マイネル軍団の裏を知ればこんなに馬券が獲れる!』をレビューしていきます。

競馬界で社台グループの次に大きな勢力である、
「マイネル軍団」について詳しく書かれた本。

マイネル軍団とは、岡田繁幸(総帥)が率いるグループで、
主に4つの馬主名で活動しています。

サラブレットクラブ・ラフィアン

ビッグレッドファーム

ウインレーシング

岡田繁幸

社台グループの馬は過剰人気になることが多いが、
マイネル軍団は過小評価される傾向があり、配当的妙味がありオイシイ存在なのです。

この本の2ページに書かれているデータでは、

2歳新馬戦(2011~13年の6、7月のみで集計)

・マイネル軍団 単勝回収率124% 複勝回収率115%

・社台馬 単勝回収率63% 複勝回収率94%

このようになっています。

これと同じ条件で、2014~2015年を調べてみましたが、
同じような傾向のデータになったので、今後も再現する傾向だと思います。

ではなぜ?2歳の新馬戦で、6月と7月のみなのか?

それはマイネル軍団の方針と、社台グループの方針が関係していて、
社台グループの有力馬たちは、ローカル開催から中央開催に戻る9月の新馬戦に登場します。

つまり、北海道シリーズやローカル開催の6~7月の新馬戦は、
社台の有力馬がいない分、手薄になるので、マイネル軍団はそこを狙って出走させてくるんですよ。

仕上がりの早い馬が多い!

これがマイネル軍団の特徴ですね。

だから6~7月の新馬戦は、マイネル軍団を狙い撃ちしましょう。

このような実用的なデータから、マイネル軍団誕生秘話、
マイネル軍団の顔として今も君臨している岡田総帥の後継者の話など、
馬券攻略としても、読み物としても面白くまとまっていると思います。

マイネル軍団はクラス別での傾向がハッキリしてますし、
騎手も決まった人間しか乗せないですからね。

柴田大知騎手・丹内騎手・松岡騎手・石橋騎手
和田騎手・幸騎手・中井騎手・戸崎騎手

これらの騎手の騎乗が多いですが、主戦はやはり柴田大知騎手。

例えば、2011年~2015年の6、7月の新馬戦の
マイネル軍団の成績はこちらです↓

勝率9% 連対率18% 複勝率27%
単勝回収率112% 複勝回収率101%

ここから、主戦の柴田大知騎手の成績だけを抜粋します。

勝率13% 連対率18% 複勝率25%
単勝回収率181% 複勝回収率60%

かなり回収率が良くなりましたね。

つまり、マイネル軍団の狙い目である、
6~7月の新馬戦で、柴田大知騎手が騎乗したら勝負!です。

このように、この本を読めば、マイネ軍団の馬券攻略のキッカケを
たくさん知ることが出来るで、オススメです。

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投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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